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1928年アメリカ合衆国コネチカット州に生まれたルウィットはニューヨークでイラストを学んだ後、雑誌のレイアウトアシスタントの仕事などを経て、MoMAの下級職員となり、そこでロバート・ライマンやダン・フレイヴィンなど多くのアーティストと知り合います。1960年代にルウィットはグリッドで構造化された大きな油絵作品の制作を始めました。やがてそれらは徐々に3次元的、空間規定的な、彼が「ストラクチャー」と呼ぶ形態へと発展していきました。

 彼の作品を支える理論的な支柱と、作品の持つ数学的原理との結びつきが示しているように、ルウィットは作品の出来栄えよりも、そのアイデアに重きを置いていました。「ストラクチャー」と並んで重要な「ドローイング」もグリッドから始まりました。その後、幾何学的な形状や線状のパターンを様々な配置に並べ、グリッドによるマトリックスの生成をテーマとする作品を2007年に亡くなるまで50年に渡って制作し続けました。

 本展では、ルウィットが生涯に渡り追求し続けたグリッドを用いて、色と線によって構成される「Lines and color」(1975)を展示致します。「絵画でも彫刻でもなく、そのどちらでもありうる、『構成』としてのみ名づけられる」と彼が述べたように、同一の形象が視覚的に色彩と共に展開され、幾何学的に構成された空間を創り上げます。不安定な線と色によってルウィットが表現しようとしたアイデアに触れていただきたいと思います。

 ミニマルアートの先駆者としての評価を超え、緻密な理論に裏付けされたルウィットのコンセプチュアル・アート。その彼のアイデア=作品が、CoSTUME NATIONALのミニマルでシックなコンセプト=空間と融合し、美しいアートを形成致します。

 この機会に、ぜひご高覧頂けますようお願い申し上げます。

 

※会期が10月18日まで延長となりました。


下記日時は貸切のご予約をいただいております。

・10月04日 終日
・10月05日 終日
・10月06日 終日
・10月07日 終日
・10月08日 終日
・10月09日 終日
・10月10日 終日


ご理解のほど、よろしくお願い致します。 


Sol Lewitt

1928年アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。

1949年ニューヨークのシラキュース大学を卒業。軍役や建築設計事務所勤務を経て、1960年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の職員となる。

1962年、バウハウス、デ・スティル、そして構成主義の影響のもとに作品を作り始める。

2007年死去。

 

主な作品展

1978年 回顧展(MoMAほか)

1986年 回顧展(ロンドン テート・ギャラリー)

1992年 「ドローイング:1958-1992」展(ヘメーンテ美術館ほか)

1993年 「構造:1962-1993」展(オックスフォード近代美術館ほか)

1996年 「版画:1970-1995」展(MoMAほか)

1998年 「コンクリート・ブロックス」展(P.S. 1現代センターほか)

1994年 「ウォールドローイング:1968-1993」展(アディソンギャラリーほか)

2000年 回顧展(サンフランシスコ美術館ほか)

2004年 「目的として芸術:1958-1968」(ロサンゼルス現代美術館ほか)


Sol Lewitt  “Lines and color”

期間: 2015年7月15日(水)- 2015年10月12日(月・祝) 11:00AM – 19:00PM

会場: CoSTUME NATIONAL・LAB・

東京都港区南青山5-4-30 CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex 1F

TEL : 03-5466-8755

URL : http://www.cnac.jp/

Facebook : http://www.facebook.com/CoSTUMENATIONAL.JP

Twitter : http://twitter.com/#!/CNAoyamaComplex

 



  

Access

CNAC LAB
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-30
CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex 1F

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